ネットビジネスとして紅茶通販店を開店

私の友人に、紅茶の輸入代理店をしている女性がいます。学生の頃にスリランカに旅行して、スリランカという国と紅茶に魅せられた彼女は、一旦は就職したものの、やがて会社をやめ、単身スリランカに渡り、紅茶修行をしてきたのです。そして、日本に戻った彼女はセイロンティーの輸入代理店を司るネットビジネスを開業しました。昨今の円安のために、輸入ネットビジネスは苦戦を強いられているところが多いですが、彼女のショップは数少ない例外で、着実に成長しているそうです。

スリランカは世界最大の紅茶生産国です。日本ではダージリンをはじめとしたインド紅茶が有名ですが、スリランカ紅茶は大変奥が深く、日本でマイナーなのはとても残念なことです。ウバやディンブラ、ヌワラエリヤ、ルフナ、キャンディーなど個性豊かな産地がたくさんあります。しかも、それぞれに味わいがくっきりと異なっています。一つの国で、これだけたくさんのキャラ立ちした産地をもつ国は他にはないものでしょう。紅茶と言えばセイロンティー。それが世界の常識です。

にもかかわらず、日本ではまだまだマイナーなスリランカティーですから、そこにネットビジネスとしての商機があったわけです。彼女は、スリランカで修行中にコネクションを作った農園から値頃に茶葉を仕入れ、それを日本で値頃で販売しています。彼女が仕入れるような美味しいセイロンティーを、安く飲めるというのはとても幸福なことです。私たちはその僥倖を噛み締めなければなりません。

彼女は最近、ネットビジネスから業務を拡大し、京都市に実店舗も出店しました。磯崎新の美術館のすぐ側という最高のロケーションの店舗です。そんなお店で飲むセイロンティーはこれまた格別で、味にうるさい京都人もすっかり夢中になっていると聞きます。日本では脇役扱いのセイロンティーが紅茶の王様として君臨するようになる日もそう遠くないのかもしれません。彼女の活躍からは今後も目を離せません。

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